みなさんは7月に、日本でカラフルな紙が竹に吊るされているのを見たことがありますか?
それは「七夕(たなばた)」という、日本の伝統的なお祭りの風景です。
でも、なぜ紙に願いを書いて、竹に飾るのでしょう?
今日は、そんな七夕の魅力と意味をわかりやすくご紹介しますね。
【七夕ってなに?】
七夕は、7月7日に行われる行事で、「星のお祭り(Star Festival)」とも呼ばれます。
この行事の起源は、中国の伝説にあります。
おりひめ(織姫)とひこぼし(彦星)は、天の川をはさんで離れ離れになった恋人同士。
でも、1年に1度、7月7日だけは会うことができるというお話です。
このロマンチックなストーリーが、日本にも伝わり、季節の行事になったのです。
【なぜ願いを書くの?】
昔の日本では、七夕は手芸や勉強の上達を願う日とされていました。
人々は、「字が上手になりますように」「機織りが上手になりますように」など、スキルアップを願っていたのです。
その名残で、今でも願いごとを「短冊(たんざく)」という色とりどりの紙に書いて、竹に飾るという習慣が残っています。
現代では、願いごとの内容は何でもOK!
「健康になりたい」
「テストに合格したい」
「恋人ができますように」など、自由に書かれています。
【どうやって祝うの?】
東北の仙台市や神奈川の平塚市では、大きな七夕まつりが開催され、たくさんの人でにぎわいます!
その他にも、
◎学校や保育園では、子どもたちが短冊を書いて、竹に飾ります。
◎駅やショッピングモール、地域のイベントなどでも、七夕飾りを見ることができます。
【旅行中でも楽しめる!】
日本にいる外国人の皆さんや旅行者の方でも、気軽に七夕を体験できます。
「天に願いを届ける」そんな体験は、きっと忘れられない思い出になりますよ。
観光地や駅前に短冊コーナーが設置されていることもあるので、ぜひ自分の願いを英語や日本語で書いて、飾ってみてくださいね。
七夕は、ただの伝説のお祭りではなく、「願いごと」をする日。
どんな願いでも、自分の心を込めて書くことで、少し未来が明るくなるような気がします。
この7月、ぜひあなたも短冊に願いを書いて、日本の夏の風物詩を楽しんでみてくださいね。