9月は、秋の空が澄んで月がきれいに見える季節です。
2025年の十五夜(じゅうごや)は 9月29日。
古くから人々に親しまれてきた行事で、今も多くの家庭で月を楽しむ風習が続いています。
【十五夜と中秋の名月の違い】
よく同じ意味で使われることがありますが、実は少し違います。
十五夜(じゅうごや):旧暦8月15日の夜のこと。その日に行う行事を指します。
中秋の名月(ちゅうしゅうのめいげつ):十五夜に見える満月のこと。昔から「一年で最も美しい月」と言われています。
つまり、十五夜は行事、中秋の名月はその日の月 というイメージです。
【十五夜の楽しみ方】
ススキを飾る
ススキは稲穂に似ていて、豊作祈願の意味を持ちます。魔よけとしての役割もあり、月の神様を迎える準備として飾られます。
月見団子を食べる
満月に見立てた丸い団子をお供えします。お供えした後、家族で分けて食べることで健康と幸せを願います。
月を眺める
お月見は、ただ月を眺めるだけでなく、言葉を交わしながら楽しむ行事でもあります。
【学べる日本語】
お月見をテーマに、こんな日本語を覚えてみましょう。
「月(つき)」
「団子(だんご)」
「すすき」
「うさぎ」
「きれい」
「まんまる」
例えば、夜空を見ながら「月がきれい」「まんまるの月」と声に出すと、日本語の練習にもなりますよ。
十五夜は、秋の実りに感謝しながら家族や友人と月を眺める行事です。
そして、その夜に見える特別な月を「中秋の名月」と呼びます。
今年の秋は、月見団子やススキを用意して、日本の伝統的なお月見を楽しんでみてくださいね。自然を感じながら日本語もどんどん学んでいってください!
去年の記事では、お月見の由来や歴史について詳しく紹介しています。ぜひこちらもあわせてご覧ください。