外国人が苦戦する日本人の名前など

外国人の方にとって、日本人の名前を正しく呼ぶのは、少し難しいことが多いようです。名前には美しい響きや深い意味がある一方で、読み方や性別が分かりづらいことも。そのせいで、名前を覚えたり発音したりするのに苦労することがあるみたいです。
今回は、外国人がつまずきやすい名前などを紹介していきます!

  • 「佐藤(さとう)」
    「さ」と「とう」の音が英語話者には平坦に聞こえるため、アクセントが不自然になりやすい。
    例: Sato(サートウ)や Sado(サド)と間違えられる。
  • 「大谷(おおたに)」
    「おお」の部分が英語にはない発音で、正確に再現するのが難しい。
    例: Ootani(オウタニ)や Otani(オタニ)になることも。
  • 「中村(なかむら)」
    「むら」の発音が難しく、「Mura」が「ムーラ」や「マラ」になる場合がある。
  • 「翔(しょう)」
    「しょ」の音は英語では「sho」と表記されますが、「sh」と「o」の音をつなげるのが難しいため、Shou(ショウ)ではなく「ショ」や「ショウウ」となりやすい。
  • 「葵(あおい)」
    「あおい(Aoi)」は、外国人にとって難易度が高い名前の一つです。特に「A」の発音が「エー」や「エィ」になり、「Aoi」が「エィオィ」と読まれることがあります。また、「a」と「o」の母音を分けて発音するのも難しいようです。
  • 「Ry」の発音
    「Ryo」や「Ryu」などの「Ry」が入る名前も難関。「りょう」「りゅう」「りょうすけ」「りゅうた」など、日本ではとてもよく聞く名前ですが、英語圏では「R」の発音と「y」の組み合わせが複雑で、正確に発音されること難しい。

日本語特有の難しい発音

名前以外にも、外国人が苦手とする発音もいくつかあげてみますね。

1. 促音(っ)

例: 「切手(きって)」
「きて」と「きって」の区別がつきにくく、「っ」を正確に発音するのはとても難しい。

2. 長音(ー)

例: 「おばあさん」と「おばさん」
長音を省略すると全く違う意味になるため、発音に苦労する外国人が多いようです。

3. 鼻濁音(が行の柔らかい発音)

例: 「画家(がか)」
日本語特有の鼻にかかる「が」の音は、多くの外国人にとって珍しい音です。

4. RとLの違い

例: 「ラーメン」と「レモン」
「ラ」「リ」「ル」「レ」「ロ」の発音が英語話者には「L」と「R」の混乱を招きやすいです。

外国人が発音しやすくなるためのコツ

日本語は、読み書きだけじゃなく発音もやっぱり難しいですよね。そこで、外国人が発音しやすくなるコツをいくつかまとめてみました!ぜひ参考にしてみてください!

1.音を分けて練習する
難しい名前は、音をひとつずつ区切って練習しましょう。「Aoi」なら「A」「O」「I」の順に発音することでスムーズに言いやすくなります。

2.英語の音に近づけて覚える
例えとして「Ryo」を「Rio(リオ)」に似た発音で覚えると親しみやすいです。

3.名前のイントネーションを確認
日本語の名前はフラットなアクセントが基本。これを意識すると自然に聞こえます。

4.話す相手に教えてもらう
ネイティブスピーカーに直接発音を確認してもらい、フィードバックを受けるのも効果的です。

    日本語を楽しく学ぼう

    大阪にある日本語学校クローバー学院、またクローバー学院が開発したe-learningシステム『PLAT CLOVER』では、日本語を分かりやすく楽しく学ぶことができます。
    名前や難しい日本語を正しく発音できるようになれば、コミュニケーションもよりスムーズになります!

    日本語の奥深さや難しさを知ることも、言語を学ぶ楽しみのひとつです。ぜひ一緒に学んでみませんか!!

    関連記事

    TOP
    jaJapanese