在上一篇博客中,「言葉のルーツを探ろう!日本語の“慣用句”はどうして生まれた?」というテーマで、ブログを書きましたが、今回は”ことわざ”について書きたいと思います。
みなさんは、「ことわざ」という言葉を聞いたことがありますか?
「ことわざ」とは、昔から日本に伝わる短いフレーズで、「生活の知恵」や「人生の教え」がぎゅっと詰まっています。
今回は、外国の方にもわかりやすく、そして “日本語って面白い!” と思ってもらえるように、いくつかの代表的なことわざを紹介します。
【1,石の上にも三年】
意味:辛くても、続ければ成果が出る。すぐにあきらめないことが大切。
背景:昔の石は冷たく硬く、その上に長く座るのは大変なこと。
それでも続ける=努力の象徴としてこの言葉が生まれました。
ポイント:日本人の「我慢」「努力」「継続」を大切にする考え方がよく表れています。
【2,花より団子】
意味:美しさより、実際に役に立つものを選ぶほうが大事。
背景:お花見の時に、本当は花よりも食べ物に夢中になる人が多いというユーモアから。
ポイント:日本人の“現実的な一面”が見えてくる、ちょっと面白いことわざです。
【3,雨降って地固まる】
意味:ケンカやトラブルがあった後の方が、かえって関係が強くなることもある。
背景:雨の後、地面は泥になるけれど、しばらくするとしっかり固まる。
自然の現象から生まれたことばです。
ポイント:“問題が起きても悲観しない” 日本人の柔らかい考え方が伝わります。
【4,一期一会】
意味:今日の出会いは一生に一度。今この瞬間を大切にする。
背景:茶道の考え方から生まれた言葉です。
お茶会では「このメンバー、この時間は二度と同じにならない」ことを大切にします。
ポイント:日本人の「ご縁」を大切にする文化を理解するキーワード。
【5,急がば回れ】
意味:急いで失敗するより、遠回りでも安全な方法を選ぶほうが良い。
背景:昔、川を渡るときに、危険な近道ではなく、遠回りでも安全な道を選ぶことが教えでした。
ポイント:慎重さ・計画性を重視する日本人の考え方がよく見えます。
【6,時は金なり】
意味:時間はお金と同じくらい大切。ムダにせず、上手に使うことが大切。
背景:ヨーロッパの「Time is money」が由来とも言われていますが、日本でも昔から「時間を大切にすること」は重視されてきました。
働く時間や作業の効率、約束の時間を守ることなど、時間を丁寧に扱うことは“生活の質”を高めるという考え方が広がりました。
ポイント:日本人の「時間を守る」「時間をムダにしない」文化をよく表す言葉です。
学習・仕事・生活の中で、時間の使い方を意識するヒントになります。
ことわざを学ぶときは、自分の国のことばと比べてみると良いかもしれません。日本語と似た表現を見つけることで、文化の違いや共通点が分かります。
その他には、アニメやマンガから学ぶのもおすすめです。
『ちびまる子ちゃん』『コナン』『ドラえもん』などには、日常的なことわざがよく登場します。
また、日本人がどんな場面で使っているかを観察すると、使い方の感覚が身につきますよ。
我们来学习日语短语吧!
◎がんばって つづければ、できるようになりますよ。石の上にも三年、いっしょに がんばりましょう!
◎きれいだけど… やっぱり たべたい!わたしは 花より団子タイプです。
◎けんかしたけど、もう大丈夫。雨降って地固まる ですね。
◎きょうの出会いを 大切にします。これこそ 一期一会!
◎あわてなくて いいですよ。急がば回れ。ゆっくり いきましょう。
ことわざを学ぶと、日本人の考え方がよく分かります。
少しずつでいいので、日本語と文化をいっしょに楽しんでいきましょう。